ブログ 国語
「読む」ということについて|【自学力を伸ばす、塾長コラム】
「読む」について、改めて辞書を引いてみると…
よ・む[読む]⦅他五⦆
①目で見た文字の音を声に出す。 「ニュースを━・童話を読んで聞かせる」
②文字・文章などを見て内容を理解する。 「新聞を━・子どもが読んでもわからない」
③文字・図表などを見て意味を理解する。 「売り上げのデータを━・計器を━」
④〔教室で〕読んで、講義・解説をする。 「カントを━・源氏物語を━」
⑤深い意味を察する。見ぬく。 「相手の心を━・その場の空気を━・手の内を読まれる」
⑥〔変化する現象をもとに〕見とおす。 「株価を━・時代を━」
⑦〔数を〕数える。 「票を━・秒を━」
⑧〘碁・将棋など〙勝負の変化を、先のほうまで考える。 「手を━」
⑨〔講談・なにわ節を〕語る。 「講談師が一席━」
<三省堂国語辞典 第八版より>
どれもよく使う意味ですね。
どうも「見る」という入り口をくぐったその奥に、意味や心をしっかり受け止める「読む」という世界が広がっているように思えます。
「読む」とは結局どういうこと?
辞書の②や③にあるように、文章やデータを見て「内容を理解する」ことや、「意味を理解する」こと。これができて初めて、私たちは本当の意味で「読んだ」と言えるのではないでしょうか。
単に文字の羅列を目で追っているだけなら、それはまだ「見る」の段階に留まっているのかもしれません。
さらに興味深いのは、「空気を読む」や、「時代を読む」、「手を読む」といった使い方です。
これらは、目の前の現象をただ眺めているだけでは決してできません。
相手の表情のわずかな変化から「心を読む」ことができるのは、私たちの中に人間関係の経験があるからです。これから起こる変化を予測して「時代を読む」ことができるのは、社会の動きに関する背景知識があるからです。
つまり、「読む」という行為は、外からの情報や筆者の意図と、自分の中に蓄積された「知識」や「経験」とを掛け合わせる、とても創造的な作業だと言えます。
「読む」に関する現代特有の落とし穴とは
しかし、今の生徒はもちろん、大人たちや私自身を含め、この「読む」ということがどのくらいできているのだろうかと日々考えさせられます。
そして、どうもここには一つ、現代特有の落とし穴があるようにも感じます。
私たちは今、SNSなどを通じて膨大な情報に触れていますが、最近では2つの影響が大きいように思います。1つは「ショート動画」、2つ目は「レコメンド機能」です。ショート動画の普及によって、私たちはまとまった情報を気軽に見られるようになりました。これは悪いことばかりではないですが、反対に「5行以上のまとまった文章」を最近どのくらい読んでいるでしょうか?
最近の小中学生は顕著に文章題に弱くなっています。5行以上書いてある文章題は「お手上げ状態」の子どもたちが以前と比べてかなり増えています。しかし、一緒に読んであげると途中で「あ、わかった!」と問題自体は簡単に解けるのです。つまり、最初からアレルギーのように読むことを諦めている子が増えているという状態です。これはショート動画のメリットでもある「要点だけを簡単につまむクセ」がついているのが原因だと考えます。
また、もう1つの「レコメンド機能」によって、自分の好みや考えに近い情報ばかりが繰り返し表示されがちです。心地よい情報だけに囲まれていると、「世界はこういうものだ」というある種の洗脳のような思い込み、いわゆる認知バイアスがかかりやすくなってしまいます。結果的に狭い視野で物事を考えるクセがついているように思います。そして、自分の意見と異なる考えを「間違っている」と二項対立のようにとらえてしまうことも問題です。
SNS時代で「読む」ために必要なこととは
もし、偏った情報だけで作られた「自分の知識や経験」だけを頼りに世界を「読もう」とするとどうなるでしょうか? 辞書にあるような「変化する現象をもとに見とおす」ことや、「深い意味を見ぬく」ことにおいて、大きな判断ミスをしてしまう危険性が高まってしまうでしょう。
だからこそ、情報があふれる現代において深く「読む」ためには、自分の内側にある知識だけでは足りないのではないでしょうか。
自分とは異なる考えを持つ他者と対話をし、自分だけの狭い経験を広げていくこと。 そうして常に自分の「ものさし」を更新し続けることこそが、偏りなく時代や人の心を「読む」ための、一番の近道と言えるように思います。これは子どもたちではなく、私をはじめとする大人たちにも大いに言えることです。
自学道場では、この問題を解決する一助となるべく、今月から試験的に「自学道場国語ゼミ」と題して「読む」ことに特化した講座を立ち上げることにしました。みんなで一つの文章(時には図表や歌詞なども含む)に丁寧に向き合って、色んな解釈の仕方を通して深い読み取りを目指す。そんな講座にしていきたいと思っています。
さて、この駄文の投稿も果たしてどれだけの方に「読んで」いただけていることか…(笑)
「読む」ことへの思考は奥が深く、まだまだ続いていきそうです。
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お子さんの幸せを
心から願うお母さんが選ぶ塾
心をベースにした教育で、
自学力を伸ばし、出る杭を育てる!
能力開発塾「自学道場」
現在、新規生徒募集中です。
定員になり次第、締切となりますので、
お問い合わせはお早めにお願いします。
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自学道場 - 「自学力を伸ばし、出る杭を育てる!」岡山倉敷の能力開発塾
倉敷市を拠点に、大高小学校、老松小学校、倉敷南中学校、倉敷西中学校の生徒を中心に、自ら学び、自ら考える力を育む能力開発塾「自学道場」。小学生から高校生までの幅広い学習ニーズに応え、中学受験から大学受験までの全般をサポート。不登校の生徒や通信制高校生に対しても、柔軟な教育プランを提供。地域社会と密接に連携し、各生徒の能力開発を促進します。
(自学道場)
2026年2月 5日 17:10




音を言葉にしてみると!?|倉敷の能力開発塾 自学道場
SPRING LESSON 2日目の今日は
音を言葉であらわそう!
という授業が大盛り上がり!
犬の鳴き声は
「ワンワン?」「バウワウ?」
それぞれが感じた音を文字や言葉で
表現してみました。
これもオノマトペという
擬音語や擬態語を学べる講座でした。
色んな音を表現した生徒たち。
表現の幅が広がった時間となりました
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(自学道場)
2024年3月26日 20:34




中学受験の問題に出やすい小説の特徴
塾長によるコラム
「中学受験の問題に出やすい小説の特徴」が
ソクラテスのたまごさんに掲載されています。
詳しくはリンクをご覧ください。
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自学道場 - 「自学力を伸ばし、出る杭を育てる!」岡山倉敷の能力開発塾
倉敷市を拠点に、大高小、老松小、倉敷南中、倉敷西中の生徒を中心に、自ら学び、自ら考える力を育む自学道場。小学生から高校生までの幅広い学習ニーズに応え、中学受験から大学受験までの全般をサポート。不登校の生徒や通信制高校生に対しても、柔軟な教育プランを提供。地域社会と密接に連携し、各生徒の能力開発を促進します。
(自学道場)
2024年1月 8日 13:16




【お悩み相談】うちの子、本を読まないんです【自学力を伸ばす、塾長コラム】
講師の仕事を始めて20年となり、
これまで様々なご相談をお受けしてきましたが、
中でも多いお悩みの一つが、
「うちの子、本を読まないんです」
というお悩み。
このご相談を受けたときに、
私が必ずおたずねする質問があります。
それは・・・
「お母さんは、月に何冊くらい読まれますか?」
というもの。
答えに困られるお母さんが多いのも事実(笑)
忙しくしている毎日の中で、
本を読むというのは意外に難しいものです。
おなじく、お子さんにとっても、
じっくり本を読む時間というのは、
なかなか取りにくいものです。
ましてやITの進んだ現代では、
本より動画の方が瞬時に多くの情報が
手に入ることもあり、
本を手に取ることが少なくなるのも
当たり前の時代とも言えます。
とはいえ、本を読んで読解力や
想像力を身につけてほしいのも事実。
そんな時にはどうすればいいのでしょうか。
★場面を絵にすると、鍛えられる力
私がおススメしているのは、
小学校の低学年であれば、
読み聞かせはもちろん、
ある場面を絵に起こす練習。
「おおきなかぶ」のような、
有名作品の一場面を、
本に書いてある通りに
絵に起こしてみるという方法です。
この練習をすると、
文章を読み落としていないかを
チェックすることができます。
また、読み取った文から
絵をイメージする練習になるので、
想像力を鍛えることができます。
★本をすぐ手に取れる環境を!
次におススメするのは、
本がすぐ手に取れる環境を整えること。
日常生活の中で、
本が当たり前のようにある環境は、
子どもを本好きにする第一歩です。
★最後は、大人がどんな姿を見せるか
そして、最も大切なのは、
「大人が積極的に読む姿を子どもに見せること」
大人が本を読む姿を見せていなければ、
子どもが本を読むようにはなりません。
そして、もう一つ大事なのは、
読む本の種類を大人が決めないこと。
大人が作為的に本を読ませようとしても、
子どもはその本を読まないのが当たり前。
もし、読ませたい本があるなら、
その本の内容のダイジェストを、
まるで映画の予告編のように、
面白そうに子どもに語る方が
興味を持って読む気になります。
また、漫画や図鑑しか見ないと
嘆く親御さんも多いですが、
漫画や図鑑も立派な本。
本に触れない生活をするくらいなら、
漫画や図鑑であっても本を開く方が
よっぽど子どもたちの想像力を鍛えられます。
★本のある生活で、多様な力を鍛えよう
「お子さんが本を読まないのは当たり前」
という気持ちを持って、
その上で、どうやって本に親しんでもらうか。
そのための方法は、親御さんが整えてあげる。
それで読んでくれたら儲けもの。
というくらいのスタンスで、
まずは親御さんが本に親しむように
心がけていきましょう。
(自学道場)
2022年2月13日 21:40




作文力も高まります!
自学道場では毎日、
授業の振り返りを行うのですが、
少し前の探究授業のときの振り返りです。
探究授業では、
コンビニの商品陳列について学びました。

自学道場では、
授業の振り返りを100字以内の作文や
スピーチで行っていきます。

これを毎日続けることで、
書くことに対する抵抗がなくなったり、
人前で堂々と話せるようになったりします。
自学道場では、
表現力を身につけることもできますよ(*^_^*)
***********************************
自学道場では、
大切なお子さんと切磋琢磨できる
仲間たちが待っています。
あなたのお子さんも、
一緒に自学道場の仲間になりませんか?
資料請求はお問い合わせページから!
(自学道場)
2017年5月 1日 18:24




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